〜 紀尾井町街ぶら〜

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〜 紀尾井町街ぶら〜



 
・時間に追われている会社勤めの方。
・子育てに明け暮れている主婦の方。
・都会の中でも自然の空気も吸いたいという若者の方。
 
たまには公園で森林浴なんてどうですか?
現代のストレス社会の中で生きるみなさんは、毎日少なからずストレスを受けていると思います。
ストレスが溜まってしまうと、イライラが溜まってしまい仕事などもうまくいかないと思います。
公園にはたくさんの自然があり、自然の音や匂い風景には脳の疲労回復やストレス発散など、体をリラックスさせる効果があります。
 
 
そこでみなさんに都会の中にある公園を紹介したいと思います。
 
 
今回紹介するのは紀尾井町にある「清水谷公園」です。
 
 
 ・清水谷公園とは
~ 歴史 ~
清水谷公園は江戸時代、紀伊家と井伊家の境付近が谷だったことと、紀伊家の屋敷内に清水が沸き出ていたことから、「清水谷」という地名が付きました。
その後、東京市が明治22年に都市計画を計画し、翌年の3月に「清水谷公園」が開園しました。
 
 
清水谷公園の歴史を理解できたでしょうか?
いよいよ公園ツアースタートです。
 
清水谷公園の中央の入り口を入ると、まず正面に大久保利通哀悼碑が見えてきます。
 

 
・大久保利通哀悼碑

 
紀尾井坂の変で暗殺された大久保利通の業績を讃えて、大久保利通の同僚たちによって、明治22年に哀悼碑が建てられました。
千代田区の文化財に指定されており、遠くからでも見えるこの石の高さは6.27mで圧倒的な存在感を感じます。

 
・水道の石枡

 
石碑の隣には1970年の麹町通り拡張工事の際に千代田区麹町3丁目2番地先の道路で出土した玉川上水の石枡や公共茶室・偕香苑が展示してあります。
江戸時代に、この石枡を利用して多摩川から水を引っ張り、江戸の町を潤していたと思うと、歴史好きな私としては魂が揺さぶられました。
 

 
次に中央入口から大久保公追悼碑を通り、道を左側に抜ける心字池という池があります。
 
 
・心字池(Shinjiike)

 
小さな滝もあり、 水面に映る周囲の樹木やビルの姿とともに見る人にやすらぎをも感じさせます。
秋の紅葉シーズンに行くと綺麗な紅葉した落ち葉たちが心字池に敷き詰められていてとても幻想的です。
池全体が漢字の「心」を模して作られていることからこの名があります。
 
続いて清水谷公園の由来にもなった場所へ…
 

・清水谷
 

江戸時代に紀州徳川家の屋敷から清水が沸き出ていた為、この辺一帯は「清水谷」と呼ばれていたことから、人工的な湧水が設置されました。
ここの湧き水から「清水谷」という名がついたと言っても過言ではない、そんな歴史的な場所を見られるとはとても感慨深いです。
 
そして生い茂る木々を抜けて公園の右側へ行くと…
 

 
・いこいの広場

ここは大きな広場になっており、子連れの主婦の方、ビジネスマンや年配の方も利用する場所になっています。
 
 
最後に、このいこいの広場に訪れている方にインタビューしてみました。
 
まず、一人目は30代の子連れの主婦の方
 
来た理由を聞いてみると、この近辺に住んでいて「都会にはなかなか公園がないのでたまに利用させてもらっている」ということでした。
 
二人目はお昼ご飯を食べていた40代の二人組のサラリーマンの方に話を聞いてみると、「会社の中で食べるより自然の中で食べた方が開放感があっていい。今の時期は寒いけど・・・」ということでした。
 
最後に散歩中のおじいさんにもお話を伺うと、「公園にある石碑などを見に来た」とおっしゃっていました。
 
 
この公園に来る理由は人それぞれですが、自然を求めたり歴史を感じに来ているようです。
 
清水谷公園周辺には八重桜が多く植わっており、春には桜、また秋には紅葉、冬に雪が降れば都会を感じさせない冬景色が見られ、オールシーズンに渡り多くの人々が訪れます。
 
オータムフェスなども開催しているそうなので、是非皆さんも足を運んでみてください。
 
 
住所:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町2-1
 
アクセス:赤坂見附駅より徒歩3分
永田町駅より徒歩3分
麹町駅より徒歩5分
 
開園時間:常時開園
 
駐車場:なし
 
入園料:無料
 
電話:03-5211-4243
 
公式サイト:http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/378/Default.aspx

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