今年で一作目が公開されて35周年になるバック・トゥ・ザ・フューチャー。いまだに人気が根強く、タイムトラベル映画の金字塔的作品ですが、まだこの作品を観たことがないという人も多いのではないかと思います。そんな人のためにバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの魅力を紹介したいと思います。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は1985年に公開されたアメリカのSFコメディ映画です。
監督は「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「ロジャー・ラビット」などのロバート・ゼメキス。
制作総指揮は「ジョーズ」、「E.T.」、「ジュラシック・パーク」などで知られるスティーブン・スピルバーグです。
公開されるや否や全米で「フューチャー現象」というフィーバーが起こるほど大ヒットし、89年に「PART2」、90年に「PART3」が公開されました。
ストーリー
主人公の高校生マーティ・マクフライは親友の科学者エメット・ブラウン博士(通称ドク)が発明したタイムマシンによって、ひょんなことから 1985年から1955年にタイムスリップして、自分の父ジョージと母ロレインに出会ってしまいます。マーティは55年のドクに助けを求めますが、ロレインがマーティに恋心を抱いてしまいます。このままでは自分が存在しないことになってしまうので、マーティはなんとか両親をくっつけようとします。
↓ドク(クリストファー・ロイド)とマーティ(マイケル・J・フォックス)
見どころ
バック・トゥ・ザ・フューチャーの面白さは
伏線と回収
です。
マーティがタイムスリップするまでの前半部分は、画面に映っているもの全てが伏線と言ってもいいくらいに伏線だらけです。
タイムスリップ後もさりげなく色んな伏線が張られては回収されていきます。
例えば、85年でマーティがダンスパーティーのバンドのオーディションを受けますが、落とされてしまいます。
ですが55年の高校のダンスパーティーでは、あるきっかけでギターを演奏することになります。
時代が違えどマーティはギター演奏を披露することができたのです。
85年で母のロレインがマーティの彼女のことを、「女が男を追いかけるなんてはしたない」と言いますが、
55年のロレインはタイムスリップしてきたマーティに興味を抱き、彼の後をつけてしまいます。
バック・トゥ・ザ・フューチャーはこのような伏線と回収を繰り返し見せています。本作を観る時はぜひそこに注目してみてください。
また、タイムトラベル物では定番の時代ギャップも見どころです。
マーティが着ているダウンベストを、55年の人たちは救命胴衣と見間違えたり、マーティがパーティーでギターを演奏しますが、50年代より後に登場する演奏テクニックをしてしまい、当時の若者が引いてしまうというシーンなどがあります。
「PART2」と「PART3」
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は大ヒットしたため、本来企画されていなかった続編が作られました。
「PART1」のラストに未来からやってきたドクが「未来へ帰るぞ!」と言います。
「PART2」のはこのシーンから始まり、マーティたちは未来へ行きます。
「PART2」の前半部分で描かれる未来は2015年を舞台にしています。作中の2015年では、空飛ぶ車や奇抜な服装が描かれていて、実際の2015年とはだいぶ違いますが、中にはタブレット端末や、テレビ通話など実現したものも少なくありません。
「PART3」は西部開拓時代の1885年が舞台です。西部劇にリスペクトを込めた内容になっていて、往年の西部劇映画を観ているとより楽しめますが、西部劇知らなくても楽しめる作品だと思います。
シリーズ全作品にはおなじみの流れがあり、それもこの映画の楽しみにもなっています。
例えばマーティはタイムスリップするたびにカフェに行きますが、飲み物を頼んでも毎回飲めなかったり、マーティが毎回何かの原因で気絶して、母親(PART3ではマーティの祖先)の部屋で目を覚ます。などおなじみのパターンが存在します。
デロリアン
ドクが発明したタイムマシンはデロリアン 社が発売したDMC-12という車を改造したものです。デロリアン は見た目がカッコイイです。
デロリアン の中には次元転移装置というタイムトラベルを可能にする装置があり、それを作動させるために1.21ジゴワットの電力が必要になります。その膨大な電力の元として、プルトニウムを燃料にしています。
ちなみにジゴワットは存在しない単位で、本来ならギガワットのところを脚本家が書き間違えたそうです。
次元転移装置
PART2ではゴミを原始レベルに分解する装置が取り付けられたり、ドクが未来の技術を使って飛行できるように改造されていたりしてグレードアップしています。
PART3ではタイヤが50年代仕様のものになり、ボンネットに機械が取り付けられたりと、毎回デロリアン の見た目が変わっているのも特徴です。