大成功の第一歩は市場調査からということで、記念すべき連載第一回目は、渋谷にある人狼HOUSEさんにお邪魔してきました
人狼HOUSEさんは渋谷駅南口から徒歩3分のところにある、近年流行している「人狼」をプレイするお店です。
なぜわざわざお店で人狼を?と思う方もいるかもしれません。
人狼というゲームには必要な物が3つあると私は考えています。
①プレイするために必要な人数
②ゲームをしっかりと理解している進行役
③統一されているルール
この3つがしっかりしていると人狼はとても楽しいゲームです。
そしてこの3つが揃っているのが人狼HOUSEさんです。
人狼HOUSEのシステム
早速人狼HOUSEさんのシステムを紹介したいと思います
人狼HOUSEさんでは最初に自分の名前を登録して名札を貰います。本名でもアダ名でもOK!ゲーム中はその名前で呼ばれます。
そして席につくとGM(ゲームマスター)から説明があります。人狼のルールやお店の決まり事、レギュレーション等が説明された後に軽い自己紹介をします。ココで初めての方は「人狼初心者です」と言っておけばGMの方で細かい説明などを聞けることがあるのでしっかりと伝えましょう。
後は人狼を楽しめばOK!自分の意見をしっかり伝え、疑い、ほくそ笑んでください。それが人狼です。
もし1日目で死んでしまっても大丈夫。死んでしまった後は勝敗予想をすることが出来ます。これもまた楽しいのです。
そしてゲームが終わるとMVPを決めます。
このゲームで一番いいっ!と感じた人をプレイした皆さんで決めます。
人の印象は人それぞれ、どの人がMVPになるかはわかりません。
たとえ失敗してしまってもそこがまたいいっとなる場合もあります。
すべてが終わった後は次のゲームまで談笑を楽しみます。
「あの嘘は凄く良かったね!」「まさか人狼だとは思わなかったよ・・・」
色々な意見が飛び交い、そこもまた楽しめます。
オーナー「クマ」さんインタビュー
ここで人狼HOUSEオーナーのクマさんにお話を伺いました。
−−−人狼HOUSE設立のきっかけを教えて下さい
クマ氏(以下クマ):元々私はネット(人狼オンラインX等)で人狼をやっていました。その中で仲良くなったメンバーとオフ会をするようになったんですね。その時に直接会ってする人狼がとても面白い事に気が付きました。そこで、実際にお客さん同士がいつでも予約なしに会って人狼をする、僕らなりのお店ができるじゃないかと思いました。
−−−渋谷という場所を選んだ理由はありますか?
クマ:まず、僕は渋谷が大好きなんですよ(笑)後は人狼HOUSEを設立したきっかけでもあるんですが、僕は人狼っていうゲームをボーリングやビリヤードみたいなライトなものにしたいと考えているんですよ。ちょっと“気が向いたらやってみようか”みたいな。そういったことを考えた時に「なにか新しい物を発信するときの中心は渋谷」と思っています。そして渋谷は「人が集まりやすい」という利点があります。
−−−GMに必要な物はなんでしょうか?
クマ:人狼って、怖いゲームのイメージが有るんですよね。やはり疑いあうゲームですし。そういう時に、なごませる事ができる人ですかね。後は、しっかりと気配りができることですね。「人狼をよくやる人」と「人狼を初めてやる人」では楽しめる人狼は違ってきます。そういった時に全員が楽しめるよう「レギュレーション」や「話し合い」等を調整する気配りが大切です。
−−−近年人狼が流行(テレビ番組等)してきていますがそれを感じるところなどはありますか?
クマ:僕らはどちらかと言えば後発なんですよね。人狼HOUSEは昨年の8月2日にプレオープンしました。その時は少しブームが終わってきているという感じでした。「今更人狼?」という声があったのも事実です。今では嬉しいことに、ゲームやネット番組・映画などのメディアミックスが増えていますね。お店にくるお客さんも増えてきているのも感じています。
−−−クマさんのおすすめのゲームは何でしょうか?
クマ:私は、子供の頃からみんなでプレイできるゲームが好きでした。ボンバーマンとか、くにおくんシリーズとかですね。子供の頃、マルチタップを買って大人数でやろうとしたりしていました。
アナログゲームでは「カタンの開拓者たち」が好きですね。交渉や交換でのし上がっていく感覚ですかね。あとは「ドミニオン」。TCGが元々好きなんですが、お金がかかってしまうんですよね。でもドミニオンなら全てが最初から揃っている。お店に置いてあるものでは「ごきぶりポーカー」等も好きです。全体的に心理戦や交渉ブラフなどがあるものが好きですね。
−−−人狼ではなにがお好きですか?
クマ:そうですね・・・・人狼HOUSE以外では「月夜の人狼」が好きです。このゲームの魅力は、役職の多さとバランスの良さなんです。名探偵とか闇に蠢くものとか・・・内容は実際にやってお確かめください(笑)
−−−私自身人狼HOUSEさんで遊んでいるのですが「ハンドサイン※」というシステムがすばらしいと感じました。
※ ハンドサイン
人狼HOUSEさんでは夜時間にハンドサインを採用しています。
人狼側が夜時間に「占い師の振りをするよ」や「自分は潜伏(村人のフリをする)します」等のハンドサインを出すことで声を出さずに意思疎通をすることが出来ます。
クマ:ありがとう御座います。コレはお店の中でトラブルを回避するために生まれたシステムですね。本筋じゃない所(夜時間のサインミス)で話し合いが進まないのは、つまらなくなってしまいますから。コレはお店の課題でもあるんですが「人狼というものはレベルアップ」しています。その中で初心者の方や上級者の方が一緒に楽しむためにはお店側が工夫をしなければなりません。人狼のレベルアップに合わせてお店もどんどんレベルアップしていきます。
−−−最後にこの記事を見ている方へ一言お願いいたします。
クマ:人狼はやる前は「セオリーがわからない・・・」とか「間違えたら迷惑がかかっちゃうんじゃないか」とすごく不安だと思います。人狼はそこも含めて楽しむゲームです。お店としてやっている以上、人狼に大切なことは全てしっかり説明させていただき、初心者のかたにも楽しんで頂けます。
人狼的に言うと「騙されたと思って」来てみてください。
いかがでしたでしょうか。
人狼HOUSEさんは初心者も上級者も一緒に楽しめるお店ですので是非皆さんも足を運んでみてください!
それでは、次回をお楽しみに。成り上がっていく、吉田を温かく見守ってください。
人狼HOUSEさんへのアクセス
渋谷駅南口から徒歩3分 TN ビル 4F